PHPの変数(文字列)内に変数を入れ子する方法
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PHPの変数内に、さらに変数を入れ込みたい!PHPを設定していると、そんな要望が出てくることがあります。ここでは、PHPの変数として設定した文字列の中に、さらに変数を入れ込む方法をご紹介します。応用が効く技術なので、ぜひ覚えておきたいですね!
この記事の目次
PHPの変数(文字列)内に変数を入れ子する方法
結論からいきましょう!PHPの変数(文字列)内に変数を入れ子する方法を具体的に書き出してみました。
$word = '「呼び出す単語」';
$paragraph = '文章のここに→' . $word . 'を入れる';
「$paragraph」をechoすると『文章のここに→「呼び出す単語」を入れる』と表示されます。
このように、PHPの変数(文字列)内に変数を入れ子したいときには、文章を一度クオテーションで終わらせてから、ピリオドで変数を囲み、再度クオテーションで文章を始めます。
役立て方や、echoと組み合わせての使い方は、続いて解説していきます!
どういうときに使えるの?
PHPの変数内に変数を入れ子する小技の使い方は自由自在!…ですが、具体的にどのような場面で使えるでしょう?
具体的な使い方(著者クレジット)
例えば、複数人で記事を書いているサイトを想定してみましょう。最後にクレジットとして「この記事は★★が書きました」という文言を入れたいと想定します。
共通の文言なので「この記事は★★が書きました」という文章はPHPで呼び出したいですよね。ただ、記事ごとに「★★」という著者名が変わります。
毎回「この記事は高橋が書きました」「この記事は佐藤が書きました」などと書いてPHPの変数に入れていると、タイプミスなどが発生する危険性があります。
そこで「この記事は~が書きました」というベースとなる文章を固定したうえで、著者名「★★」を別のPHP変数で扱うことで、ミスを減らすことができます。そんな時に役に立つのが、今回の変数内に変数を入れ子する小技です。
サイトの共通文章に毎回違う文言を入れたい場合にお役立ち!
他にもサイトの共通文章に毎回違う項目を入れ子したい場合に役立てることができます。
例えば「今日のお題は★★です」や「カテゴリー★★をもっと見る」などのように、サイトの様々な場所で使うことができますね。
具体的な使い方は次の項目で見ていきましょう。
実際に動かしてみよう
では、変数に変数を入れ子した文章を、実際にPHPで動かす方法を確認してみましょう。
先ほどの、記事内にクレジットを入れる文章を例にとって書いてみます。
$name = '★★';
$paragraph = 'この記事は' . $name . 'が書きました';
echo $paragraph;
このPHPを走らせると『この記事は★★が書きました』と表示されます。実際に動かしてみたい方は上のPHPをコピペして、走らせてみてください。
今回「$name」は「★★」で固定しましたが、実際に運用する際には「$name」を毎回変更していきます。ご自身の利用方法に合わせて変数を調整してみてください。
なお、「echo $paragraph;」の代わりに「var_dump($paragraph);」で表示させることもできます。
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まとめ
PHPの変数(文字列)内に変数を入れ子したいときには、文章を一度クオテーションで終わらせてから、ピリオドで変数を囲み、再度クオテーションで文章を始めます。
具体的な方法は記事中のサンプルを参考にしてみてください。この記事がお役に立つと嬉しいです。