RSS version2.0 の日付形式はズバリこれ!
Posted: Last Update:
RSS Version2.0を作成している際に最も困るのが「日付形式」です。公式のサイトを見ても形式がよくわからない…!この記事ではRSS Version2.0の日付形式をどのように記載すれば良いかをまとめてみました。これさえ読めば、RSS v2.0の日付設定はばっちりです!
この記事の目次
RSS Version2.0とは
こんにちは、HTMLとPHPだけでサイトを自作している「亀の子」です。RSS Version2.0の日付についてご紹介する前に、簡単にRSS 2.0についてご紹介します。RSS 2.0の日付形式のみ確認したい方は、2つ先の大見出しまで進んでください。
RSSはサイトの概要を書き留めたファイル
「RSS」とは「Really Simple Syndication」または「Rich Site Summary」の略です。簡単に言ってしまえば、サイトの概要を書き留めたファイルのこと。RSSには、サイトのごく簡単な概要や、サイト内各ページへのリンクが記載されています。
RSSバージョン1.0とRSSバージョン2.0の違い
RSSにはVersion1.0とVersion2.0があります。RSSを開発する過程で2派に別れて二つのバージョンができました。2.0は1.0の上位ではなく、異なる様式のファイルです。実際のファイルは当サイトのRSS 2.0をご参照ください。
※この記事ではRSS v2.0の日付形式をご紹介します。RSS v1.0の日付形式は異なりますのでご注意ください。
RSS Version2.0で日付を使用する部分
RSS v2.0で日付の入力する部分は基本的には2か所です。下記のRSS v2.0のサンプルで見ると、黄色背景の「<lastBuildDate>」と「<pubDate>」の部分です。※「<pubDate>」はページ数の分だけ繰り返されます。
<rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
<channel> ※※サイト情報の書き出し
<title>必須項目 / サイトの名称</title>
<link>必須項目 / サイトのURL </link>
<description>必須項目 / サイトの説明</description>
<lastBuildDate>rss.xmlの更新日</lastBuildDate>
<item> ※※ここから各ページを入れ込みますと言うタグ。ページの数だけ「item」を繰り返す
<title>ページのタイトル</title>
<link>ページのURL</link>
<guid>ページのURL</guid>
<pubDate>ページの投稿日</pubDate>
</item>
</channel>
</rss>
「<lastBuildDate>」「<pubDate>」のどちらも同じ日付形式を利用します。
RSS Version2.0の日付形式
では、RSS V2.0に書く日付形式どのような物でしょうか?詳しく見てみましょう。
日付形式はズバリ「Fri, 01 Jan 2021 00:00:00 GMT」
RSS V2.0に書く日付形式は2021年1月1日の場合「Fri, 01 Jan 2021 00:00:00 GMT」となります。これ以外の形式を利用すると読み取りにエラーが発生しますので、必ずこの形式を使う必要があります。
細かい点について、少しずつ見ていきましょう。
時刻は必ず「GMT」を利用する
日付形式の最後についている「GMT」は「グリニッジ標準時」を表しています。他の日付形式としては「JST(日本標準時間)」や「UTC(協定世界時)」などがありますが、RSS 2.0では必ず「GMT」を利用します。
時刻を自動取得する際には「GMT」で時刻を取得するようにしましょう。なお、「GMT」は日本時間に9時間足した値になります。
日にちの表示は「Fri, 01 Jan 2021」
日にちは「曜日(英字3文字), 日(数字2文字) 月(英字3文字) 年(数字4文字)」で入力します。一桁の日にちも必ず数字2文字で入力します。
時間の表示は「00:00:00」
時間の表示は「時(数字2文字):分(数字2文字):秒(数字2文字)」で入力します。時刻は24時間表示です。1桁の時分秒であっても、必ず数字2桁で入力してください。
PHPでRSS用日付を取得する際の構文
PHPでRSS用に日付を取得する際には「gmdate("D, d M Y H:i:s T", 時刻)」の形式で取得できます。
PHPでRSS Version2.0を作成する方法は下の記事で紹介しています。これからRSSの作成をしたい方はぜひ参考にしてみてください。
関連記事
自作サイトにRSS Version2.0を作りたい!でも、どこから手をつけていいのか分からない…。そんな方に向けて、この記事では「RSS version2.0」の形式や、PHPでの作成方法を詳しく紹介します。これさえ読めば、「RSS version2.0」をPHPで自作できるようになります!
作成した日付を検証する
最後に、作成したRSS Version2.0の日付形式が正しいか、リリース前に確認しておきましょう。W3CのFeed Validation Serviceを使えば正しく作成できているかを確認できます。
作成したRSS 2.0を既にサーバーにアップしている場合には「Validate by URI」を使用します。「Address:」にrss 2.0のURLを入力して「Check」をクリックします。「Valid」と表示されれば問題なく作成できています。
リリース前に確認したい場合には、「Validate by direct input」を使いましょう。作成したRSS 2.0の内容を空欄にコピペして利用します。「Valid」と表示されれば問題なく作成できています。
まとめ
RSSバージョン2.0の日付形式は「Fri, 01 Jan 2021 00:00:00 GMT」です。必ず「GMT」で記載するのがポイントです。PHPでRSS Version 2.0を作成する場合、日付は「gmdate("D, d M Y H:i:s T", 時刻)」で取得します。
日付形式が正しく記載できているかはW3CのFeed Validation Serviceで確認できます。
この記事がサイトをご自分で作成されている方の一助になれば幸いです。