2020年12月のWindows Updateで「かな入力」に問題が起きたときの対処法
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2020年12月にWindowsのアップデートがありました。アップデートの後「かな入力」のキーボードがおかしくなっていませんか?Windowsアップデートに含まれていたIMEが原因です。この問題は「以前のバージョンを使う」ことで解決できます。解決方法を画像付きで詳しく解説します!
この記事の目次
Windows Updateでかな入力に問題が発生
筆者も2020年12月15日にWindows Updateを行いました。Update直後からキーボードがおかしい?と思い始め、キーボードを別の物に付け替えたりしましたが問題が解決しませんでした。
ご参考までに、発生していたのは主に次のような問題です。ご自分の症状と見比べてみてください。
- 「かな入力」と「英数字入力」を切り替えた際に問題が発生する
- 「かな入力」と「英数字入力」を切り替えた際に Shift、Crrlキーが動かない
ShiftあるいはCrrlキーの初回入力が無視される。切り替え後2回目のShiftあるいはCrrlキーは正しく認識される - 「かな入力」と「英数字入力」を切り替えた際に Delete、Backspace、→↓←↑に別のコマンドが割り当てられる
たとえば、→↓←↑には数字が割り当てられており「↑」を押下すると「8」が入力される
「以前のバージョンを使う」で一発解決!(一時的措置)
Windows Updateで「かな入力」に問題が発生した際には、次の手順でIMEを元のバージョンに戻しましょう。以前と同じ快適な入力生活を取り戻すことができます。
以前のバージョンのIMEにもどす方法
以前のバージョンのIMEに戻す手順は簡単です。最初に文字入力の「IME」を探し、文字の上で右クリックします。

設定をクリックします。

開いたウィンドウで「全般」をクリックします。

ページの最下部までスクロールし、「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」をオンにします。

これで昔のIMEのバージョンが使えるようになります。Windowsが問題を修正した際には新しいバージョンに移行しましょう。
IMEのバージョンをもとに戻したくない人の対応策
IMEのバージョンをもとに戻したくない、という方もいるかもしれません。IMEのバージョンを変えずに、キーボードだけでしのぐ方法もありますので合わせて紹介します。
ローマ字入力に切り替える
今回のWindows Updateで問題が発生しているのは「かな入力」のみです。ローマ字入力に切り替えると問題は発生しません。「かな入力+英数字入力」を「ローマ字入力+英数字入力」に切り替えれば問題は解消されますので、ローマ字入力でもOKという方はこの方法を試してみてください。
入力方法切り替え後にShiftを2回押す
「ローマ字入力はちょっと…」という方はShiftキーを2回押す方法を試してみてください。今回の問題は「かな入力」と「英数字入力」を切り替えた際に発生します。入力方法を切り替えた際にShiftキーを2回押しておくと、なぜかキー認識がもとに戻ることを発見しました。
少し面倒ですが、入力方式を切り替える際にShiftキーを2度押すことで、思わぬ入力ミスなどが回避できます。バージョンを戻さず、かつ「かな入力」を続けたい方はこの方法を試してみてください。
Windowsへのフィードバックも忘れずに!
上記の方法でキーボードの不具合は何とか回避できると思います。しかし、抜本的な解決ではありません。同じ問題に直面している方は、ぜひWindowsにフィードバックを送ってください。意見が多く集まると、Windowsも問題を早期に解決してくれると思います。
Windowsへのフィードバックは、「スタート」の「ここに入力して検索」に「フィードバック Hub」と入力して開きます。「問題の報告」という項目がありますので、内容を入力して送信してみてください。


問題が解決された暁には、IMEの仕様バージョンも新しいものに変更することをお忘れなく!この記事が「かな入力」同志の皆様のお役にたてば幸いです。