GoogleやBingに登録するサイトマップとは?一番簡単に作れるサイトマップも紹介!
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Google Search ConsoleやBing Web Masterにサイトを登録すると、「サイトマップ」を登録するように促されます。「サイトマップ」とは一体何なのでしょうか。また、どのようなサイトマップを作ればいいのでしょうか。サイトマップとは何か、サイトマップの種類、一番簡単なsitemapの作成方法まで、詳しく解説します!
この記事の目次
サイトマップとは
Google Search ConsoleやBing Web Masterに自分の登録すると、「サイトマップ」の登録を促されます。サイトマップとはいったい何なのでしょうか?
サイトマップとは「サイト内ページのURLが書かれたファイル」
サイトマップとは、サイト内のURLを書き出したファイルのことです。GoogleやBingは、このサイトマップファイルからURLを読み取ってサイトをクロールし、インデックスをつけてくれます。
Googleはサイトマップの作成が必要な場合について「大規模なサイト、複雑なサイト、専門性の高いファイル」と判断基準を提供しています。
一方で、Bingはサイトマップについて、「サイトマップはクロール対象のページをBingに教える有効な方法。サイトマップがない場合にはクロールが困難になることも」(ヘルプページより意訳)と書いています。サイトマップは作成した方がよさそうですね。
サイトマップにはいくつかの形式がある
サイトマップを作る場合には、Google Search Consoleにも、Bing Web Masterにも対応できるサイトマップファイルを作成したいものです。GoogleもBingも何種類かのサイトマップを許容しています。その中で、共通で使えるのが次の形式になります。
- Text
- XML
- RSS 2.0
- Atom1.0
次の章では、それぞれのサイトマップ形式の違いを詳しく解説していきます。
各サイトマップ形式
前章でご紹介した4つのサイトマップ形式「text」「XML」「RSS2.0」「Atom1.0」とはどのようなものなのでしょうか。簡単にご紹介しましょう。
Text形式「sitemap.txt」
Text形式のサイトマップは、URLを羅列しただけのテキストファイルです。1列につき1つのURLを記入して、「sitemap.txt」などの名前で提供します。内容は以下のようになります。
https://kamenokoki.com/article/20201027
https://kamenokoki.com/article/20201021
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XML形式「sitemap.xml」
XML形式のサイトマップは、Sitemap.orgが規定する形式のサイトマップです。Text形式とは違い、更新日時なども含めることができます。「sitemap.xml」などの名前で提供します。
サンプルは当サイトのサイトマップをご参照ください。
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RSS2.0形式「rss.xml」
RSSは「Really Simple Syndication」の略で、サイトの最新情報を報せるためのサイトマップです。WC3に形式が掲載されています。「rss.xml」などの名前で提供します。
サンプルは当サイトのRSSをご参照ください。
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Atom1.0形式「atom.xml」
Atom1.0もRSSと同様に、サイトの最新情報を報せるためのサイトマップです。WC3に形式が掲載されています。「atom.xml」などの名前で提供します。当サイトではサンプルの準備がないので、サンプルはWC3から「Sample feed」を探して見てください。
サイトマップ形式の使い分け
Text形式とXML形式は、サイトの全てのページを網羅するタイプのサイトマップです。対して、RSS2.0形式とAtom1.0形式は、最新の投稿を報せるためのサイトマップです。サイトを閲覧する人が「最新情報」としてほしい情報をまとめたもの、と考えてもいいかもしれません。
たとえば、お問い合わせページや、各カテゴリのトップページなど。最新情報としてお知らせされても困ってしまいますよね?このようなページは、Text形式とXML形式には含みますが、RSS2.0形式とAtom1.0形式には含まれません。
どのサイトマップ形式を作成すればいい?
各サイトマップは形式に大きな違いがあります。どのサイトマップ形式を作成すればいいか迷った時には「sitemap.txt」の作成から初めるのがオススメです。
まずは「sitemap.txt」を作ろう
サイトマップを作成するのが初めての方には、一番簡単な「Text形式」を作ることをお勧めします。下記のように、ご自分のサイトのURLを書き出していくだけなので、作業も簡単です。テキストエディタなどを開き、サイト内のURLを全て書き出して、「sitemap.txt」という名前で保存します。保存場所は、「sitemap.txt」はルート(サイトのトップページindex.htmlなどがある階層)にすることをGoogleもBingもオススメしています。
https://kamenokoki.com/article/20201027
https://kamenokoki.com/article/20201021
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ファイルを保存したら、Google Search ConsoleとBing Web Masterの「サイトマップ」に登録しておきましょう。これでGoogleとBingがサイトマップに書かれたURLを定期的に見に行ってくれます。
また、定期的に「sitemap.txt」を更新することもお忘れなく。「sitemap.txt」を開いて、URLをつけ足すだけで更新ができます。
余裕がある時に「sitemap.xml」と「rss.xml」も作成
テキスト形式のサイトマップでGoogleもBingもURLを見に来てくれます。しかし、GoogleもBingも、ページの最終更新日が記載されているXML形式「sitemap.xml」をサイトマップの例として最初に持ってきていますので、余裕があるときにこちらも作っておくといいかもしれません。
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また、RSS(あるいはAtom)はサイトの最新情報を報せるためのファイルです。Bingのヘルプページには「全体像を報せるのにsitemap.xmlを利用し、最新情報を知らせるのにrss.xmlを利用する」(意訳)と書かれています。こちらも余裕があるときに作成をしておくといいでしょう。
なお、RSS2.0とAtom1.0は「最新情報を報せる」という目的が同じなので、作成はどちらか一方でかまいません。
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まとめ
今回の記事では、Google Search ConsoleとBing Web Masterに提供するsitemapについてご紹介しました。まだサイトマップを作っていない方は最も簡単な形式の「sitemap.txt」を作成してGoogleとBingに登録しておきましょう。将来的には「sitemap.xml」と「rss.xml」も作れるといいですね。
この記事がサイトを自作している同志の皆様のお役に立てば幸いです。